噛み合わせはあなたの体全体に大きく影響します。
噛み合わせを改善すると、
お困りの慢性疾患も改善されることがあります。
頭痛や不眠などのキーワードから当院のホームページへお越しの方も多いと思います。
いきなり襲ってくる痛みに痛み止めが手放せない…
しっかり眠れずに、日中体がだるくて辛い…
とても大変な思いをされているのではないでしょうか?
当院では、長年の歯科治療の経験から噛み合わせと健康について、
その関係がとても密接なものであると考えております。
テンプレート療法は、歯の噛み合わせを矯正する治療法で、頭痛や不眠だけでなく、
腰痛や様々な慢性疾患にも改善が期待される治療法です。
今までどんな方法を試しても治らなかった頭痛や不眠は
あなたの「噛み合わせ」に原因があるかもしれません。
噛み合わせは全身に影響します。
成人の頭は約7kgの重さがあり、首の骨と筋肉の微妙なバランスによって支えられています。
頭を支える首の骨の中心①(図1)があり、ここを中心として顎は上下左右に動くいています。
かみ合わせが悪いと、運動の中心である首の骨がゆがみ、バランスが崩れて頭を正しく
支えられなくなってしまいます。
その結果姿勢が悪くなり、肩こりや腰痛、むち打ち症などといった症状を引き起こす
ことになります。
また、首から脳に送る血液が不足し、脳の活動を低下させることになってしまうのです。
首の骨と同じく、かみ合わせと深くかかわるのは三叉神経は脳に強い影響を与える重要な神経です。
かみ合わせが悪いと、 アンバランスな情報が三叉神経を通って脳のバランスを崩すことにつながり、
脳障害や自律神経失調症を招くことにもなります。
また、かみ合わせが低くなると、下顎頭②(図2)が、頭の骨の側頭骨にガンガンぶつかるように
なり、 口が開きにくくなったり、カクカクと音がする症状が出てきます。
この側頭骨には、耳の平衡感覚をつかさどる三半規管や聴神経があるため、この部位の障害は
耳鳴り、 めまい、神経痛、頭痛などの症状に関係してきます。
このように歯のかみ合わせは、 首の骨や頭の骨との物理的な作用と脳の生理的な作用の両面から
全身と関係しているのです。
全身への影響
歯のかみ合わせが悪く、頭が前に倒れると、頭を支えようとして首の後ろの筋肉がいっそう
緊張します。
首の骨は圧迫され、頸椎ヘルニアや頸椎症(※1)に発展します。また、脳への動脈(権骨動脈)も
影響を受け、 脳の血液循環が悪くなり、根気がないとか、すぐに疲労感に襲われることになります。
さらに目がかすむ、 めまいがするといった検査値に現れにくい不愉快な症状で悩みます。
首の不安定な状態は腰にも及ぴ、腰痛の大きな原因となります。
次に、下顎の蝶番であります顎関節と その周辺にも障害が現れます。
顎関節は耳の骨の一都です。かみ合わせが悪いと、そこに大きな力がかかり、 耳鳴りやめまいと
いった症状が出てきます。さらに、いびきや睡眠時無呼吸症候群の傾向も強くなります。
テンプレートは、顎関節にかかる負担を軽滅できるので、こうした症状の改善にも効果があるのです。
(※1)頸椎症
首の骨の配列異常によって起こる。原因として、交通事故など外傷が多いが 歯のかみ合わせの異常も
肩こり、腕や指のシビレ、集中力がなくイライラし、不眠や自律神経失調症をともなう。
テンプレートとは歯のかみ合わせが原因で起こる症状を改善する矯正治療のことで、
1940年代にアメリカで産まれた、歯並びではなく、奥歯の高さを調整し頭の位置を
正す矯正治療です。
テンプレートという、マウスピースのような形をした器具を装着することによって、
物理的に頭をもち上げることで姿勢が正しくなり、脳を休め、 自律神経の安定をはかり、
健康を取り戻していきます。
テンプレートの材料は、義歯(入れ歯)の材料で歯科用メタアクリレート樹脂で、
その安全性は確立されています。つまり無害です。
真ん中の金属が合わない人は殆んどいませんが ”金属アレルギー”の場合は、
金属の種類を変えることができます。
下の写真は背中の凹凸を画像化したモアレ写真です。
この患者さんは小学生の女の子ですが、
治療前の写真では左右非対称になっている様子が分かります。
歯並びや噛み合わせも悪く、その影響で慢性的な頭痛で学校へ行けないこともありました。
歯並びの矯正と合わせてテンプレートを用いて噛み合わせも矯正したところ
治療後のように左右対称になり姿勢も見違えるように良くなりました。
姿勢が良くなり、脳神経などへの負担も減ったことから
頭痛も改善されました。